国産畳工房あわとくは、創業100年になります。畳については尼崎でNo.1と自負しています。いぐさの産地である熊本に年に何度も訪問し、産地の農家さんと情報交換と交流を重ねてきました。畳のことなら「あわとく」にお任せ下さい。
襖に使われる和紙は、ほとんどが越前(福井県)で作られています。
中でも手漉き和紙は三社のみになったそうです。
原料は、写真にある、三椏、雁皮、楮で昔と同じです。
が、中国産がほとんどで、国産だと原料の値段が10倍になるそうです。
原料を煮て、見ずに晒し
不純物を、一つ一つ手取りします。
この作業が、仕上がりに大きく影響します。
繊維が溶けた水の中に、桁を入れ二人掛かり梳きます。
襖紙は三六版(90センチかけ180センチなので)1人ではすけません。
梳き上げた紙を台の上に重ねて、乗せていきます。
二回梳き上げて一枚の和紙になります。
この後、1日ですき上がったら和紙を、束にしてプレスに掛け、
水分を抜いた後、蒸気乾燥で乾かします。
天日干しは、今は、しないそうです。
基本、受注生産で柄物だと、一月かかります。
恥ずかしながら、知らないことがいっぱいで
大変勉強になりました。