国産畳工房あわとくは、創業100年になります。畳については尼崎でNo.1と自負しています。いぐさの産地である熊本に年に何度も訪問し、産地の農家さんと情報交換と交流を重ねてきました。畳のことなら「あわとく」にお任せ下さい。
障子(しょうじ)の紙は光の透過率が40%から50%といわれています。ガラスのような 透明なものと壁などの遮断物の中間にあるものと言えるでしょう。障子(しょうじ)は日当りの暖かさを残しつつ、直射日光を適度に遮り、UVカットにも役立っています。そ して、障子(しょうじ)に差し込んだ光は、各方向に拡散してどの方向から見ても均一に美しく明るく見え、室内全体を同じ明るさで、やさしくつつみこみます。採光機能こそが障子(しょうじ)紙をインテリア材に選ぶ一番の理由でしょう。
紙を通して差し込む柔らかな光は、ストレスがたまりがちな現代人の神経を和らげる鎮静効果があります。障子(しょうじ)紙の5つの効果として、次のような指摘がされています。
障子(しょうじ)といえば和室=古風というのが一般的なイメージですが、少し見方を変える と、障子(しょうじ)はとても現代的デザインと言えます。紙の「白」と木の棧の「ベージュ」のシンプルなデザイン。それに加えて木や紙の自然味あふれる素朴な暖かさ。 自然やシンプルライフを強く求めている現代にピッタリのインテリア素材と言えるのではないでしょうか。また障子(しょうじ)は、現代住宅が要求する数々の機能 (採光や断熱、プライバシー保持、通気性など)を充分に満たしながら、やすらぎを与えてくれる現代的インテリアと言えます。
和紙ですから、呼吸をします。冬、こたつで暖まりながらも背中がゾクッとすることがありますよね?これは、低温の窓やコ ンクリートの壁にふれて冷やされた空気が床に沿って流れる「コールドドラフト(冷たい空気の流れ)」が起きているからです。しかしこの現象は、室内の空気が直接ガラス面にふれないよう「ガラス窓+障子(しょうじ)」の二重建具にすることで軽減させることができ、寒い日もより快適に過ごせます。
障子(しょうじ)では自然な形で換気と清浄化が行われるため、機密性が高まった住宅環境でここ10年間に倍増する幼児アトピーも、障子(しょうじ)を利用すれば通気性がよくなり緩和される、とのことです。また、身体に有害なホルムアルデヒドや空気中のホコリ・ニコチンなども吸収し健康的です。さらに、障子には吸湿性もあるため室内に湿気がこもるのを防ぎ、湿度の高い日本の住宅には最適な建具です。
「えっ?」と思われるかも知れませんが、カーテンよりも2重のガラス戸よりも高い断熱性が確認されているのが障子(しょうじ)紙なのです。最近とみに断熱効果への関心は高まりつつありますが、断熱の良い住居 でも一重ガラス窓の場合、約40%の熱がガラス窓から失われています。しかし、障子(しょうじ)を使用して「ガラス戸+障子(しょうじ)」の二重建具にすると、その熱損失は約20%、半分近くも減少することができるのです。また、障子(しょうじ)には、直射日光をさえぎる機能があり、ガラスより約1/2日射熱を減少させることができます。夏の冷房時に日射による冷房効果が低減した場合、冷房効果を保持する効果があります。障子(しょうじ)って本当に凄いのです。