国産畳工房あわとくは、創業100年になります。畳については尼崎でNo.1と自負しています。いぐさの産地である熊本に年に何度も訪問し、産地の農家さんと情報交換と交流を重ねてきました。畳のことなら「あわとく」にお任せ下さい。

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い草の聖地 熊本八代 産地研修に参加しました。

2018/02/14

熊本八代産地研修 2018年2月9日 10日
 教えて頂いた生産農家 吉田一哉さん

毎年恒例の産地体験に参加しました。
今年は、畳表品評会で農林水産大臣賞をとった吉田さんです。

製織体験といって、去年刈り取ったい草を畳表にする体験研修です。
い草を長さべつに7段階に抜き取ります。
一番長いのが一番原料。次が、二番、三番、、、、というふうに。
一番長い原料が、最高級畳表 ひのさらさ になります。
次に、い草の選別をします。
色が悪い、曲がっている、細い、太い、途中で折れている、い草を抜き取り、色と粒が揃った、丈夫ない草だけ集めます。
そして、製織機にかけます。
次に、織られた畳表をチェック、表面の仕上げをして、畳表になります。この、仕上げが神技なんですが、、、
言葉で言うとこれだけですが、一つ一つの工程に生産者の工夫とこだわりと、思いが沢山あり、いつも、すごいな。と、感心させられます。

特筆すべきは、吉田さんは、い草作りです。
新しい品種は、今作っている品種に比べて、畳にして二、三年後見た目が良くない。(自分の家に、付けてはります)  ということで、今年は作らない。
(新しい品種の方が収穫が多くて、作りやすい。)
今も、苗をしっかり植えたいため手植えで行なっている。(機械植えが多い)。
泥染めの工程も、い草の感触を知りたいため、手作業で行っている。
い草に肥料を取らせるタイミングを、すごく重要視されているなど。

畳表の丈夫さは、い草で決まります。
本当に良い、い草を作りたい。と言う熱意をたくさん感じました。

産地研修に参加して、私の畳表に対する目利き力が上がり、本当に良いものをお客様にお届けできたら、しあわせです。